「年収の壁」とは、パート・アルバイトで働く方の収入が一定の基準を超えると、税金や社会保険の負担が増加し、手取り収入が減少することがある問題です。経営者として従業員への配慮と適切な雇用管理が求められます。

🧱主な「年収の壁」の種類

103万円の壁(所得税)

給与収入が103万円を超えると、本人に所得税がかかります。配偶者控除(38万円)も徐々に縮小します。

106万円の壁(社会保険:大企業勤務)

従業員51人以上の企業で、週20時間以上・月額8.8万円以上等の要件を満たすと社会保険に加入します。

130万円の壁(社会保険:扶養)

年収130万円以上になる見込みがあると、家族の扶養から外れて自ら社会保険に加入する必要があります。

会社側の対応策

📌対応のチェックリスト
パート従業員のシフト・収入状況を定期的に確認する
106万円・130万円の壁に近づいている従業員と事前に話し合う
社会保険加入についての正確な情報を従業員に提供する
「年収の壁・支援強化パッケージ」(政府の支援策)の活用を検討する

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監修者

引地 昌(ひきじ まさし)/引地社会保険労務士事務所 代表・社会保険労務士
税理士業界で20年、経営と数字の現場を経験した後、社会保険労務士として開業。広島県を拠点に全国オンライン対応。「現場を知る社労士」として、経営者の右腕となる労務サポートを提供します。