問題社員対応は「感情」ではなく「手順と記録」で進めます

遅刻・無断欠勤・能力不足・協調性の欠如——いわゆる“問題社員”への対応は、多くの経営者の悩みです。

ただ、感情的に「辞めてほしい」と動くと、不当解雇・パワハラといった逆のトラブルを招きます。正しいのは、段階を踏み、記録を残しながら進めることです。

この記事では、広島県呉市の社会保険労務士が、問題社員への対応手順と、証拠(記録)の残し方を整理します。

📌この記事の結論

結論:カギは「段階的な指導」と「客観的な記録」。これが、改善にも、最終的な対応にも効きます。

🔎こんなお悩みはありませんか?

  • 注意してもなかなか改善しない社員がいる
  • どう対応すれば「やり過ぎ(パワハラ)」にならないか不安
  • いざという時のために、何を記録すればいいか分からない
  • 辞めてほしいが、進め方が分からない

📝対応の基本ステップ

1

問題行動を“事実”で特定する

(「態度が悪い」ではなく、いつ・何が・どうだったか)

2

注意・指導を行う

(まず口頭、改善しなければ書面で。改善目標と期限を示す)

3

改善の機会を与える

(一度で見限らない。指導→様子見→再指導)

4

記録を残す

(後述)

5

それでも改善しない場合は、配置転換・退職勧奨などを検討
6

最終手段として、法律上の手続きを踏んで解雇

(いきなりはNG)

いきなりの解雇は、労働契約法16条により「無効」とされるリスクが高い対応です。

📄「証拠(記録)」の残し方

残すもの ポイント
指導書・注意書 いつ・何を・どう指導したか。本人に渡した記録も
面談記録 日時・出席者・内容・本人の反応
メール・チャット 指示や注意のやり取りを保存
勤怠データ 遅刻・欠勤などの客観的事実

ポイントは「客観的」「継続的」「事実ベース」。後で「指導されていない」と言わせないために。

⚠️やってはいけないNG

  • 感情的に叱責する/人格を否定する(パワハラになり得る)
  • 記録を残さず、口頭だけで済ませる
  • 改善機会を与えず、いきなり解雇する
  • 他の社員の前で見せしめのように扱う

当事務所のサポート

引地社会保険労務士事務所では、「実際にどう動くか」の行動プランを経営者目線でご提案します。

  • 問題社員対応の手順設計、指導記録の整え方
  • 退職勧奨・解雇の進め方(リスクを抑えて)
  • パワハラにならない指導の線引き
  • 就業規則・規程の見直し(懲戒・解雇の根拠を整える)

料金: 顧問契約に含みます(スポット相談は1時間11,000円〜)。こじれる前にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 何回指導すれば解雇できますか?

回数で決まるものではなく、指導の内容・改善機会・記録の積み重ねが問われます。個別にご相談ください。

Q. 記録は何を残せばいいですか?

指導書・面談記録・メール・勤怠データなど、客観的・継続的な記録が有効です。

Q. 指導がパワハラと言われないか不安です。

事実ベースで、人格否定を避け、改善を目的に行うことが基本です。線引きをご支援します。

Q. 顧問契約をしていなくても相談できますか?

はい、スポット相談(1時間11,000円〜)で対応します。

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監修者

引地 昌(ひきじ まさし)/引地社会保険労務士事務所 代表・社会保険労務士
税理士業界で20年、経営と数字の現場を経験した後、社会保険労務士として開業。広島県呉市を拠点に全国オンライン対応。「現場を知る社労士」として、経営者の右腕となる労務サポートを提供。